CRCを辞めたい人の三大理由とは?気になるCRCの退職理由

CRCを辞めたい

この記事を書いた人】1978年生まれ。元看護師で、現在CRC歴7年目の現役CRC。看護師の仕事が肌に合わず、2010年に思い切ってCRCへ転職!CRCの仕事が楽しくて人生が変わった一人。この仕事を広めるために活動中!⇨詳しいプロフィールはこちら

普段はCRC(治験コーディネーター)の仕事が大好きな私ですが、時には辞めたいと思ってしまうこともあります。

CRCに限らず、どんな仕事もいい事ばかりではありませんよね。
大変な時もありますから「もうやだ、、、辞めたい。」と思ってしまう事だって、正直、あります。

それでは、どんな時に辞めたいと思うのか?
そして、過去にCRCを辞めていった人たちはどんな理由で退職してしまったのか?についてご紹介します。

私がCRCを辞めたいと思う瞬間

まずは、私自身が「CRCを辞めたい、、、」と思う瞬間について。
主に次の3つの場面です。

1)プロトコール(治験実施計画書)からの逸脱をおこしてしまった時

CRCの役目は「治験をプロトコール通りに円滑に遂行すること」ですが、時には様々な理由でプロトコールで定められた手順から逸脱してしまう事があります。

被験者さんの安全を確保するための「緊急回避のための逸脱」は致し方ないものですが、それ以外の、CRCの確認ミスや誤解、調整不足で起きてしまう逸脱は問題です。

ちょっと注意すれば防ぐ事ができたハズなのに、、、という周囲からの厳しい追及に、精神的に参ってしまうこともあります。
逸脱が起きた後は、治験依頼者への報告、医師への報告、被験者への報告、そして社内への報告など、様々な対応に追われ、「CRCを辞めたい、、、」と思ってしまうのです。

2)「売上が悪い」と言われた時

SMOは一般企業ですから、会社が存続していくためには売上を上げ、利益を出さなければなりません。

※『SMO』とは治験施設支援機関で、簡単に言えば、CRCが所属する会社の業界グループのことです。現在、全国に50社ほどのSMO会社があります。

そしてその『売上』は、CRCが被験者を治験に登録できた時に発生する仕組みになっています。

今から10年ほど前は、1症例あたりの報酬が高額だったためSMOの経営は潤っていました。
しかし最近は、製薬会社が創薬にかかる費用を削減しようと躍起になっており、どんどんSMO費用が削減されています。
そのためどこのSMOも経営が難しくなっているのが現状です。

医療従事者として普通に働いていれば、「売上!利益!」なんて言葉はそれほど耳にしないですよね。
しかしCRCは違います。
毎月一回のミーティングで前月の売り上げ発表があり、「今月は赤字!」「今月は良かった!」などなど、会社の経営状態について聞かされます。
どんなに頑張っても症例が入らず、「売上が悪い」と言われてしまうと、なんだかやる気を無くしてもう辞めたい・・・と思ってしまいます。

3)院内スタッフに、八つ当たりされても文句を言えない時

SMOのCRCにとって、派遣先の病院は『お客様』です。
たとえ理不尽なことを言われても、仕事のためには多少は我慢しなければならない場面もあります。

それは、私たちが“外部の人間”だから仕方のない部分もあるんですね。
普通に看護師として働いていればそのような思いはしなくて済むことも、SMOのCRCという立場上、避けられないものがあります。
(SMOではなく「院内CRC」になれば、こんな思いはそれほどしなくて済むはずです。)

でも、いくら仕事とはいえ、あまりにもひどい八つ当たりに遭うと、辞めたくなってしまいます。

CRCを辞めていった人たちの退職理由

それでは次に、過去にCRCを辞めていった同僚達の退職理由をご紹介します。

1)仕事に馴染めない。イメージと違った。

CRCという仕事を良く知らないまま転職してしまうと、イメージしていた仕事と現実とのギャップが大きく、結局辞めることになってしまいます。

よくあるのが、「治験コーディネーターって、もっと医療職に近い仕事だと思っていた、、、」という思い込みです。

SMOのCRCになると、採血や点滴などの医療行為は一切できませんし、PCを使うデスクワークが増え、医療職というよりはOLに近い仕事になります。
バリバリの看護師さん、薬剤師さんだった人が、この仕事を良く知らないまま転職してしまうと、続かない原因になります。

2)精神的ストレス

CRCは被験者(患者さん)や医師、治験依頼者やモニターなど、複数の人々を上手くコーディネートするのが仕事ですが、「コーディネートする」という立場上、精神的にストレスを抱えてしまうことがあります。

みんなそれぞれの立場で、考えや都合が違いますから、あちらを立てればこちらが立たず、、、という難しい状況に頭を抱えてしまうのです。

心が優しすぎる人ほど、このプレッシャーに潰されてもう辞めたい・・・となってしまう傾向があるようです。

3)治験の専門用語や治験独特のルールに、カルチャーショックを受けた。

治験の分野では、日常的に様々な専門用語(略語)が飛び交っています。
SAEIRBCROなど、細かいものを合わせれば軽く30個以上はあります。

また、医療職には馴染みのない一般企業の社会人としてのルールや、GCPALCOA(アルコア)などの治験独特のルールなど、CRCとして働き出す前に身につけなければならないルールが複数あります。

元々看護師や薬剤師として、医療の分野に慣れ親しんでいた人にとっては、これら治験独特の世界にカルチャーショックを受け、ついていけなくなってしまうこともあるのです。
こういう傾向のある人は、現場に出る前の、研修の段階で辞めてしまう人がほとんどです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事では、私が治験コーディネーターの仕事を辞めたいと思う瞬間と、過去にCRCを退職した同僚の退職理由についてお伝えしました。

この記事を読んで、CRCになることに不安を感じてしまった人もいるかもしれませんね。笑

しかし、なんだかんだ言っても私はこの仕事が大好きです!
看護師時代には感じることができなかった楽しさ、充実感を感じています。
そしてありがたいことに、自分の頑張りに比例して結果も付いてきています。

また、CRCの退職理由として、一般の看護師や薬剤師と違う点を一つご紹介するとすれば、それは『体力的な問題がない』ということです。

CRCには、夜勤や交代勤務はありませんし、看護師さんのような体力仕事もありません。
そのため「腰痛」や「体力的なキツさ」を理由に退職する人はほとんどいません。
さらにCRCには夜勤がなく、基本的に土日祝日がお休みのため、「結婚」や「出産」を機に退職する人も少ない傾向があります。
つまり、体力的な問題や、結婚・出産などライフステージの変化で医療職を辞めた人にとって、CRCは働きやすい仕事だと言えますね。

そのような悩みを持っているみなさん!
ぜひ、一緒に治験コーディネーターになりませんか?

CRCへ転職するか、迷ってる?

CRCの仕事に興味を持っているものの、まだ決めかねている・・・という人も多いのではないでしょうか。

あなたが一番気になっているポイントはどこでしょうか?

  • お給料
  • 将来性
  • 自分がやっていけるかどうか?
  • そもそも就職できるのか?

などなど、いろいろありそうですね。

CRCになるための『三大医療資格』は看護師・薬剤師・臨床検査技師です。

あなたがすでにこれらの資格をもっていれば、CRCへの転職はそんなに難しいものではありません^^♪
こちらの記事に、CRCになる方法を詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

>>SMOのCRCになる方法をわかりやすく解説!>>

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