CRCの『仕事の大変なところ』トップ7!

CRCの大変なところ

この記事を書いた人】ナナコ 1978年生まれ。元看護師で、現在CRC歴7年目の現役CRC。看護師の仕事が肌に合わず、2010年に思い切ってCRCへ転職!CRCの仕事が楽しくて人生が変わった一人。この仕事を広めるために活動中!⇨詳しいプロフィールはこちら

CRC(治験コーディネーター)に限らず、どんな仕事も一長一短。楽しいことばかりではありませんよね。

この仕事が大好きな私でも、時には「大変だなぁ・・・」と感じることがあります。

この記事では、普段私自身が感じているものや、同僚CRCから聞いた“この仕事の大変なところ”をご紹介します。

CRCの仕事の大変なところトップ7!

1)治験の業務は後回し。待たされる時間が長い。

CRCの仕事の大変なところ第1位は、『医師等に待たされる時間が長い』という点を挙げました。

病院にとっての最優先は、患者さんの診療です。

治験に参加している患者(被験者)さんの検査、診察は一般患者さんと同じか、もしくは優先してもらえることがほとんどですが、それ以外の書類関係の治験業務はどうしても後回しになりがち。

先生の手が空いた時にしかお願いできません。
そのため、待ち時間が長くなる傾向があります、、、

2)治験実施計画書(プロトコール)からの逸脱は、CRCの責任・・・!?

CRCの仕事の大変なところ第2位は、治験実施計画書からの逸脱が、CRCの責任になってしまうことが多い点です。

CRCの使命は、GCPを遵守し、治験実施計画書に則り、安全に治験を遂行することです。

※『GCP』とは、「医薬品の臨床試験の実施基準」を指し、治験をする上で、絶対に守らなければならない、国が定めた憲法のようなもの。

しかし時には、治験実施計画書で定められたルールから外れてしまうこともあります。
例えば、被験者さんのお仕事の都合などで、予定された来院日に来られなくなってしまう、、、などです。
CRCは日々、逸脱を起こさないよう細心の注意を払って段取りを組んでいますが、十分に気をつけたつもりでも、逸脱を起こしてしまった時は辛い、、、

3)たくさんある治験用語を覚えるのが大変だった。

CRCの仕事の大変なところ第3位は、たくさんある治験用語を覚えなければならない点です。
治験には、CRCSMOCROCRAIRBSOPなど、アルファベット3文字の言葉がたくさん出てきます。
まずは、これらの用語を覚えることが、CRCとしての第一の試練ですが、「たくさんある治験用語を覚えるのが大変だった、、、」と、新人CRCはみな、口を揃えて言っています。

4)新しい分野の治験が始まる時、疾患やプロトコールの勉強が大変。

CRCの仕事の大変なところ 第4位は、疾患やプロトコールの勉強をしなければならないところです。

治験をスムーズに遂行するためは、CRCが治験の対象疾患について精通していること、そしてプロトコールの内容を深く理解していることが欠かせません
試験が始まる前に勉強することは、CRCの大事な仕事です。

看護師をしていた頃など、過去に経験がある分野であればいいですが、そうでない分野の疾患は勉強するのが大変です><;

5)重篤な有害事象が発生したら、24時間以内に報告しなければならないので、年末年始も気が抜けない。

CRCの仕事の大変なところ第5位は、被験者さんが突然入院されたりしたら、土日休日関係なく、24時間以内に報告を挙げなければならないところです。

被験者さんが入院されたり、命の危険が及ぶような重篤な状態になることを『重篤な有害事象Serious Adverse Event(通称:SAE)』と言います。

どんな試験でも、SAEが発生すると、医師やCRCが知り得てから24時間以内に報告するのが治験の基本ルールです。
「24時間」には年末年始も関係ないので、気が抜けないですね。

6)複数の施設を掛け持ちで担当する場合、各施設の被験者さんの来院スケジュールを調整するのが大変。

CRCの仕事の大変なところ第6位は、複数の施設を担当している場合に、被験者さんの来院を重ならないように調整しなければならない点です。

一人のCRCが、同時に担当する治験は平均5〜7試験程度です。
自分の担当試験が全て同じ病院にまとまっていればよいのですが、必ずしもそうでないのが現実。
同時に2〜3施設を担当するCRCも少なくないんです。

ちなみに私自身は一つの医療機関を担当していますが、同僚の半数以上が2〜3施設を掛け持ちしています。
やはりみんな大変そうです、、、

7)医師や病院職員が、治験に対して「協力的な姿勢」を持っている施設は良いが、非協力的な施設で治験をするのはけっこう辛い。

CRCの仕事の大変なところ第7位は、職員の協力が得られない病院で治験をするときの院内調整です。

病院で治験をすると、治験依頼者から“研究費”などが支払われ、病院の利益になります。
その金額は、1試験あたり数百万円から、ときには一千万円を超えることも!

この病院の利益を、治験に協力した部署(医局、看護部、検査部など)に適切に分配される仕組みがあればいいですが、そうでない場合、病院の職員はどうしても治験に対して非協力的になりがちです。

そんな病院では、治験は「余計な仕事」、CRCは「やっかい者」だと思われて、結構辛いです。

その他“CRCになって後悔したこと” 少数派意見

・(SMOのCRCは)採血や点滴などの医療行為は一切しないので、看護師時代に身につけた技術が落ちる。
・SMOは株式会社なので、利益を上げなきゃいけない。売上、原価、利益など、いろいろ言われるのが嫌。
・一つの病院をほとんど一人で担当することも多く、負担に感じることがある。

まとめ

以上のことが、管理人や同僚のCRCが普段感じている「この仕事の大変なところ」です。
看護師、薬剤師など、一般的な病院職員とは働き方が異なることがお分かりいただけたでしょうか?

CRCという仕事は、向き不向きがはっきりしている仕事です。
実際、CRCになって一年以内に退職してしまう人の割合は、全体の2〜3割程度いらっしゃいますが、その時期を乗り越えられるCRCはみな、この仕事を楽しんでいる人たちばかりです。

少なくとも私自身は、看護師という仕事が全く肌に合わないタイプだったので、この働き方がとても気に入っています
仕事の良い面、悪い面を全てひっくるめて点数をつけるとするならば、個人的には『看護師20点/CRC95点』というところです。

参考になりましたでしょうか?

CRCへ転職するか、迷ってる?

CRCの仕事に興味を持っているものの、まだ決めかねている・・・という人も多いのではないでしょうか。

あなたが一番気になっているポイントはどこでしょうか?

  • お給料
  • 将来性
  • 自分がやっていけるかどうか?
  • そもそも就職できるのか?

などなど、いろいろありそうですね。

CRCになるための『三大医療資格』は看護師・薬剤師・臨床検査技師です。

あなたがすでにこれらの資格をもっていれば、CRCへの転職はそんなに難しいものではありません^^♪
こちらの記事に、CRCになる方法を詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

>>SMOのCRCになる方法をわかりやすく解説!>>

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