CRCの将来は安泰?衰退?『CRCの将来性』を考えてみた。

CRCの将来性

管理人画像この記事を書いた人】1978年生まれ。元看護師の現役CRCです。看護師の仕事が肌に合わず、2010年に思い切ってCRCへ転職!CRCの仕事が楽しくて人生が変わった一人。この仕事を広めるために活動中!⇨詳しいプロフィールはこちら

これからCRCへの転職を考える人は、CRCの将来性が気になりますよね。
CRCの将来って、10年先も20年先も安泰なのでしょうか?それともこれから衰退していく・・・?

CRCの将来が安泰なものになるために、私たちCRCが知っておくべきこと、目指すべき方向について考えてみました。

【CRCの将来性を考える】CRCが誕生してからまだ20年弱

CRCの仕事は新GCPが制定された1997年に誕生し、その歴史はまだ20年弱です。
誕生当時のCRCの年収は高く、医療資格がなくても月収50万円(手取り)ほどもらえる「バブル時代」でもありました。

その後、製薬会社は創薬にかかる費用を抑える方向に進んだこともあり、CRCの年収も徐々に下がり、現在の平均月収は20万円代(手取り)になっています。

ですが、ここ20年で“年収が下がった”とはいえ、“需要が下がった”わけではなく、CRCの求人は全国でたくさん出ていますし、ベテランCRCになると高額給与を提示されてヘッドハンティングを受けることもあります

【CRCの将来性を考える】治験にも流行がある

20年ほど前は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の薬の治験が盛んに行われ、そして10年ほど前から心筋梗塞や脳梗塞、C型肝炎の治験が増えました。
その後、数年前からはがんに対する免疫抑制剤や、炎症性腸疾患の治験が増えています。

このように、治験(=製薬会社の創薬)には流行がありますので、CRCもその流行に遅れをとらないよう、常に新しいことを勉強する姿勢が必要です。
その時々に必要とされる分野に、うまく順応できるCRCが求められているんですね。

つまり、一つの分野にしか対応できないような汎用性の低いCRCは自然と淘汰され、
新しい分野でも乗り越えられる、柔軟で努力家なCRCだけが生き残っていくのです

【CRCの将来性を考える】今後、がん領域に強いCRCが求められている

「治験には流行がある」と述べましたが、これから先、10〜20年の間に延びていく分野は、間違いなく「がん領域」であると言われています。

これは、どのSMOも同じ見解を持っています。
そのため、多くのSMOで「がん」に関する自社勉強会を開催したり、「がん領域専門CRC」を育成したりするなど、がん領域の治験に対応できるCRCの育成を強化しているのです。

これからCRCを目指す人は、抗がん薬の分野は欠かせない領域になるでしょう。
抗がん剤分野に対応できるCRCの将来は、この先20年は安泰だと言えます。

抗がん薬に関する知識を持つ看護師さんや薬剤師さんは当然有利になりますし、そういった知識がない方でも「がんに興味がある。がん分野に携わりたい」という意欲は高評価につながります

【CRCの将来性を考える】事務局、データマネジメントまでこなせるCRCが求められる

SMOの中にはCRCの他に、営業担当、治験事務局担当、品質管理担当、その他管理部門担当などの職員が働いています。

どれも必要な部署ではありますが、やはりコスト削減のため、

できるだけ効率よく、コンパクトにまとめることはできないか?

ということはどこのSMOも考えているテーマです。

利益を追求する会社ですから、当然ですよね。
そこで最近は、CRCが治験事務局担当を兼務したり、 CRC自身で品質管理を徹底させたりという動きが出てきています。
今後のCRCは、“CRC業務”だけでなく、これら他部署の業務もこなせる“オールマイティーな存在”になるとその存在価値が高まると思われます。
そんなCRCの将来性は、グッと高まります。

【CRCの将来性を考える】まとめ

CRCの将来性、いかがでしたでしょうか?

  • CRCの歴史は浅く、その需要はまだまだ高い
  • 治験の流行にのり、新しいことを吸収する努力を惜しまないCRCになろう
  • がん領域に対応できるCRCになろう
  • 治験事務局や品質管理もできる、オールマイティーなCRCになろう

上記のことができるCRCの将来は、今後もまだまだ安泰です。
逆に、治験の流行についていけず、新ことを吸収する努力ができないCRCの将来はありません。
これからCRCを目指す人は、ぜひ忘れないでくださいね。

CRCへ転職するか、迷ってる?

CRCの仕事に興味を持っているものの、まだ決めかねている・・・という人も多いのではないでしょうか。

あなたが一番気になっているポイントはどこでしょうか?

  • お給料
  • 将来性
  • 自分がやっていけるかどうか?
  • そもそも就職できるのか?

などなど、いろいろありそうですね。

CRCになるための『三大医療資格』は看護師・薬剤師・臨床検査技師です。

あなたがすでにこれらの資格をもっていれば、CRCへの転職はそんなに難しいものではありません^^♪
こちらの記事に、CRCになる方法を詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

>>SMOのCRCになる方法をわかりやすく解説!>>

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