『看護師とCRCの仕事の違い』をわかりやすく解説。

看護師とCRCの違い

この記事を書いた人】1978年生まれ。元看護師で現在はCRC歴7年目の現役CRC。看護師の仕事が肌に合わず、2010年に思い切ってCRCへ転職!CRCの仕事が楽しくて人生が変わった一人。この仕事を広めるために活動中!⇨詳しいプロフィールはこちら

これからCRCを目指そうとしているみなさんのほとんどは、いろいろなバックグラウンド(医療資格)をお持ちですよね。

ちなみに、私自身は元看護師です。
周りを見渡しても、現役CRCの約4割は私と同じ元看護師です。

私がCRCへ転職するとき、「看護師からCRCになったら、仕事はどう変わるの?」という点がよくわからず、転職後の働き方がイメージできずにモヤモヤしていた時期がありました。
みなさんの中にも、私と同じようなモヤモヤを抱えた人がいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、私自身が元看護師だということで、看護師とCRCの仕事の“違い”をご紹介したいと思います。

CRC(治験コーディネーター)とは?
CRCの仕事内容とは?
のページとあわせて読んでいただければ、より理解しやすいですよ^^

看護師とCRCの仕事の『違い 』に注目!

1)資格が違う

<看護師>
看護師の場合、指定された試験を受け、合格して免許を得て初めて“看護師”になれますよね。
正看護師なら国家免許、准看護師なら都道府県知事免許です。
<CRC>
CRCは基本的に、特別な免許がなくてもなることができます。
看護師、薬剤師、臨床検査技師などのバックグラウンドを求められることがほとんどですが、必須ではありません。

2)仕事内容が違う

①体力仕事とデスクワーク

<看護師>
看護師は、基本的に体力仕事だと言われていますよね。
清拭、移乗介助、排泄介助、入浴介助など、体力がないと到底やれません。
<CRC>
一方でCRCは、仕事の内容はデスクワークばかりです。
被験者さんの対応があるときは、院内を歩き回りますが、それ以外は1日中、パソコンの前に座っています。

②医療行為の有無

<看護師>
看護師は当然ながら、医療行為(採血、点滴、処置など)をおこないます。
<CRC>
CRC(特にSMOのCRC)は医療行為は行いません。労働者派遣法で禁止されているからです。
そのため、治験用の採血も、院内スタッフに依頼します。

※『SMO』とは治験施設支援機関で、簡単に言えば、CRCが所属する会社の業界グループのことです。現在、全国に50社ほどのSMO会社があります。

③英語に触れる機会の有無

<看護師>
看護師は、仕事で英語をつかうことはほとんどないですよね。
強いて言うならば、先生がカルテ書いている内容を読み取るくらいでしょうか・・・
<CRC>
CRCは日常的に英語に触れます
最近は『国際共同治験』といって、世界中で同じ試験を実施することが多く、そのような国際共同試験では症例報告書はすべて英語です。様々なfaxなども英語で書かれたものが届きます。

3)働く場所が違う

<看護師>
看護師は、自分が所属している病院やクリニックの中だけで働くことが基本ですよね。
<CRC>
SMOのCRCは、自分が所属している会社には月に数回しか出勤せず、毎日、派遣先の病院へ直行直帰する働き方をしていることがほとんどです
複数の施設を掛け持ちしている場合、その日の業務内容によって行き先が違いますし、ときには午前と午後で違う病院へ移動することも。
ちなみに“院内CRC”の場合は看護師同様、自分が所属している病院だけで働きます。

4)仕事で関わる人が違う

<看護師>
看護師が仕事を通して関わるのは、基本的には自院のスタッフ(医師や看護師、その他コメディカル)と
患者さん、患者家族だけですよね。
<CRC>
CRCの場合は、自社のスタッフと被験者さん、被験者さんのご家族に加え、病院スタッフ、製薬メーカー、モニター、検体回収会社、各種システムのヘルプデスクなど、仕事を通して多くの関係者と関わります
時には、海外の人とやりとりすることだってあるんです。(通訳を介せるので大丈夫^^)

5)休日が違う

<看護師>
看護師の場合、病棟の看護師さんであれば夜勤もある交代勤務が普通ですよね。
土日祝日、お盆休み、年末年始も関係なく、常に誰かが働いています。
<CRC>
CRCは、基本的に日本のサラリーマンと同じだと考えていただければ良いかと思います。
カレンダー通りに土日祝日休み、年末年始もきちんとお休みです。
みんなが一斉に休むことができるので、「勤務表」の公開にドキドキしながら一喜一憂するようなこともありません。

6)その他・・・豪華な会議場、高級ホテルで勉強会に参加

<看護師>
該当なし
<CRC>
CRCになると、治験開始前に依頼者主催の勉強会に参加する機会があります
その会場は、豪華な会議室、高級ホテルなど、看護師時代には無縁だったところばかり!
また、開催都市は、東京、大阪がメインですが、たまに海外での開催もあるんです。
私も一度だけ、2011年にバンコクでの勉強会に出席する機会を得ました。
人生初のビジネスクラスのフライトに興奮しました(笑)
勉強会は、丸々二日間、缶詰状態だったので大変でしたが、夕方から観光に出かけることもでき、とても楽しい思い出になりました^^!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、看護師とCRCの仕事の『違い』をご紹介しました。
1)資格が違う
2)仕事の内容が違う(体力仕事とデスクワーク、医療行為の有無、英語に触れる機会の有無)
3)働く場所が違う
4)仕事で関わる人が違う
5)休日が違う
6)その他(豪華な勉強会!)

ときどき、派遣先の病院の看護師さんに


CRCさんの仕事って、どんな感じなんですか?
と聞かれることがあります。
そんな時、私はいつも

看護師免許を活かしつつ、OLさんのように働く感じかな
と答えています。

いろいろと細かい仕事内容を挙げればキリがないので、まずはざっくりと、CRCという働き方の雰囲気をつかんでいただけたらいいのかな。と思います。

個人的には、CRCになると仕事を通して関わる(出会える)人たちがグッと広がる点がおもしろいなぁ・・・と感じています

CRCへ転職するか、迷ってる?

CRCの仕事に興味を持っているものの、まだ決めかねている・・・という人も多いのではないでしょうか。

あなたが一番気になっているポイントはどこでしょうか?

  • お給料
  • 将来性
  • 自分がやっていけるかどうか?
  • そもそも就職できるのか?

などなど、いろいろありそうですね。

CRCになるための『三大医療資格』は看護師・薬剤師・臨床検査技師です。

あなたがすでにこれらの資格をもっていれば、CRCへの転職はそんなに難しいものではありません^^♪
こちらの記事に、CRCになる方法を詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

>>SMOのCRCになる方法をわかりやすく解説!>>

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