【CRCの給料・年収】現役CRCが給料・年収を徹底解説!

CRCのお給料

この記事を書いた人】ナナコ 1978年生まれ。元看護師で、現在はCRC歴7年目の現役CRC。看護師の仕事が肌に合わず、2010年に思い切ってCRCへ転職!CRCの仕事が楽しくて人生が変わった一人。この仕事を広めるために活動中!⇨詳しいプロフィールはこちら

この記事では、CRC(治験コーディネーター)のお給料・年収について解説します。

CRCがもらうお給料の「基本構成」から、「経験年数別CRCの平均年収」「医療資格の違いによるお給料の差」や「昇給率について」「大手SMOが提示している初任給」など、治験コーディネーターのお給料・年収の全てを徹底的にお伝えします!

※『SMO』とは治験施設支援機関で、簡単に言えば、CRCが所属する会社の業界グループのことです。現在、全国に40社弱ほどのSMO会社があります。

【CRCのお給料・年収】CRCのお給料の基本構成

まずはCRC(治験コーディネーター)のお給料の基本構成を知りましょう。
ほとんどのSMOで、CRCのお給料は以下のような構成になっています。

CRCのお給料(年収)の基本構成
基本給 190000〜350000円
CRC手当 15000〜45000円
外勤手当(※CRC手当に含まれることもあります) 10000円〜30000円
年間賞与 基本給×3〜5倍
通勤手当 実費
その他(役職手当・家族手当・住宅手当など) SMOにより違いあり

SMOに所属する治験コーディネーターは、外勤(=医療機関に派遣される)が基本ですので、どのSMOでも『外勤手当』や、外勤手当に相当する『CRC手当』という手当がつきます。
これらはあくまでも基本給とは別の「手当」ですので、賞与には影響を与えませんが、毎月のお給料に2〜5万円ほどプラスされるので、とてもありがたいです。

【CRCのお給料・年収】経験年数別 CRCの平均年収

次に、私自身が実際にもらっているお給料(年収)、そして同僚に聞いたお給料(年収)をご紹介します!
地域別(関東・関西・名古屋とその他)と、経験年数別にまとめました。

経験年数 関東・関西・名古屋 その他の地域
CRC1年目(社会人経験なし) 330〜380万円 320〜370万円
CRC1年目(社会人経験3年以上) 360〜430万円 350〜420万円
CRC5年目 410〜470万円 400〜460万円
CRC7年目 450〜550万円 440〜520万円
CRC10年目〜(管理職含む) 500〜1000万円 490〜800万円

※CRCのお給料(年収)も、他の業種と同様に地域による差がみられます。
都市部(関東・関西・名古屋)では、地方よりも平均年収がプラス10万円程度です。

1)CRC1年目(CRC未経験者)

「CRC1年目」でも、新卒者(22歳前後)と社会人経験がある人(30歳前後)ではお給料に差があります。

新卒者(都市部):330万円〜380万円
3年以上の社会人経験がある(都市部):360万〜430万円

また、CRC経験が浅いうちは医療資格による年収の差が明らかで、『臨床検査技師』の人よりも『看護師・薬剤師』の人の方が年収にして20〜30万円高くなっています。

ですので、検査技師免許を持つ人は上記の一覧表にある平均年収の下の方、看護師・薬剤師免許を持つ人は上の方の金額になるとお考えください。

これはあくまでの“残業代抜き”で計算した平均額です。
所属する会社(SMO)にもよりますが、CRCの仕事はしっかりと残業代をつけてくれるところが多いので、残業が多い病院に派遣された人は、CRC1年目でも年収450万円を超えることは多々あります。

2)CRC5年目

CRC5年目になると、ほとんどの人が認定CRC資格を取得しています。

SMOの会社によりルールは異なりますが、認定CRC資格を取ると、その分お給料がUPします。
月に数千円の手当がついたり、基本給が上がったり・・・といった感じです。
その手当の影響もあり、CRC5年目の平均年収は(都市部で)およそ410万円〜470万円になります。

3)CRC7年目

ちょうど私がこの辺りの経験年数になります。
私は地方在住ですので、平均年収を見ると440〜520万円程度になりますが、2016年は残業が多い時期もあったため、私の2016年の年収は540万円を超えました

また、これくらいの経験年数になると“チーフ”などの職位がつきますので、少しですがその手当も追加されます。

4)CRC10年目〜管理職〜

CRC10年目にもなると、たいていの人が役職、管理職に就くことになります。
CRCの役職手当は、チーフ、リーダー、マネージャー、グループ長、オフィス長、支店長など、その役職に応じて10000〜70000円程度。
CRC10年目の平均年収は、550万円〜700万円程度のようです。

【CRCのお給料・年収】CRCのお給料を語る上で知っておくべきこと

それではここで、CRCのお給料(年収)を語るうえで欠かせない、CRC業界の常識とも言える事実をお伝えします。ぜひ、知っておきましょう。

CRCの中途採用では、医療資格によるお給料の差が少ない

社会人経験を持ち、中途採用でCRCになった場合、実は病院に勤務していた時と比べて『医療資格によるお給料の差は少ない』と言われています。(もちろん、新卒のときには差があります。)

通常、病院に勤務する場合は、薬剤師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士など、資格によってお給料が異なりますよね。

私たち医療従事者にとって、ある意味それが当然です。

しかしCRCの仕事は、中途採用で就職が決まったとき、その人が持っているバックグラウンド(医療資格)によるお給料の差はあまりみられません

あくまでも、中途採用としてのスタートラインは同じで、CRCとしての実力を延ばせば延ばすほどお給料がUPしていきます。

スタートラインの差が少ない理由は、『CRCという仕事に求められる知識や能力が多岐に渡るため』だと考えられます。

CRCには、薬剤師が持つ薬剤の知識、看護師が持つ医療の知識、臨床検査技師が持つ検査の知識など、それらすべてが必要であり、その知識(=資格)に優劣の差はないというのが基本スタンスなのかもしれません。

『昇給率』は病院に勤める人より高くなる!

病院に勤務する職員(薬剤師・看護師・臨床検査技師など)の昇給は、年間で平均数千円程度しかないのをご存知でしょうか。
「ご存知も何も・・・今の私が実際、それだよ。」と思われた方も多いかもしれませんね^^;

特に看護師の場合、初任給こそ公務員や会社員などと比べて高く設定されていますが、昇給率は低く、30代後半になるとあっという間に会社員の年収に追い抜かれてしまいます。
平成27年度・厚生労働省賃金構造基本統計調査より)

一方でCRCという仕事は、初任給こそ看護師より低くなっていますが、入社して数年が経ち、会社の即戦力として活躍できるようになると、1年間で年収が数万〜10万円も高くなることがみられます。

CRCの昇給率は、病院に勤務する職員よりうんと高くなっているんですね。

【CRCのお給料・年収】大手SMOが公開している給与

それでは次に、大手SMO5社のホームページに公開されている待遇をみていきましょう。 中途採用者の待遇をピックアップしてみました。

1)株式会社EP綜合
『月給制※当社規定により決定します。』とだけ書かれているので詳細がわかりません。
EP綜合_給与規定
2)サイトサポート・インスティテュート株式会社

『経験能力等を考慮し、当社規定により優遇』となっています。
う〜ん、、、これもよくわかりませんね。


3)ノイエス株式会社
年俸制(年俸を12等分した金額が月額の支給額となります。):一律450万円(月額37.5万円) CRC未経験者は、社会人経験年数、前職給与等に関わらず一律での年棒だそうですので、年齢が若くて、いままでお給料が低かった人に最適だと言えます。ノイエス_給与規定
4)株式会社エシック
「給与20万から35万で経験・能力等考慮の上決定します」となっています。
その他、入社から1年経過すればCRC手当が45000円もらえるのは嬉しいですね。
エシック_給与規定
5)株式会社アイロム
月給制(経験・年齢などを考慮して決定いたします。)となっています。
これもよくわかりませんね。
アイロム_給与規定

【CRCのお給料・年収】まとめ

『CRCのお給料は、看護師のお給料から夜勤代を差し引くと、ほぼ同じ』

CRCのお給料を、ざっくりとイメージするならば、看護師さんの給料から夜勤手当を引いた額と考えてもらえれば分かりやすいかと思います。

夜勤手当(5万円)を含めて毎月手取りが30万円の看護師さんであれば、CRCになったら夜勤手当分が少なくなって毎月手取りが25万円になる。(残業代なしの場合)
そんなイメージでほぼハズレはありません。

ただし、CRCの『管理職』になった場合は話が変わります。
CRCの管理職になれば、看護師の夜勤手当代も取り返せるほど年収がupします。

600万〜700万円以上のCRC管理職もたくさんいますので、看護師以上の高給取りになることは、それほど難しくありません。

ちなみに、病院ではサービス残業の話もよく聞かれますが、CRC業界では残業代もきちんと支払われます。(20〜30時間の残業代込みの基本給になっているところもあります)

私が所属しているSMO会社でも、web上のタイムカード方式になっているので、残業代もきっちり支給されます。

暇な時期の残業代はもちろんゼロに近い状態ですが、忙しい月は残業代だけで8万円ほど支給されることもあります。
そのため、サービス残業が多かった看護師時代より、お給料(年収)がUPしていますよ!

CRCへ転職するか、迷ってる?

CRCの仕事に興味を持っているものの、まだ決めかねている・・・という人も多いのではないでしょうか。

あなたが一番気になっているポイントはどこでしょうか?

  • お給料
  • 将来性
  • 自分がやっていけるかどうか?
  • そもそも就職できるのか?

などなど、いろいろありそうですね。

CRCになるための『三大医療資格』は看護師・薬剤師・臨床検査技師です。

あなたがすでにこれらの資格をもっていれば、CRCへの転職はそんなに難しいものではありません^^♪
こちらの記事に、CRCになる方法を詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

>>SMOのCRCになる方法をわかりやすく解説!>>

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