治験コーディネーターになると、仕事で海外にいけるってホント?!

この記事を書いた人】ナナコ 1978年生まれ。元看護師で現在はCRC歴7年目の現役CRC。看護師の仕事が肌に合わず、2010年に思い切ってCRCへ転職!CRCの仕事が楽しくて人生が変わった一人。この仕事を広めるために活動中!⇨詳しいプロフィールはこちら

みなさんこんにちは。管理人のナナコです。

先日、私が仕事で派遣されている病院のスタッフさんから「治験コーディネーターになると、仕事で海外にいけるってホントですか?」と質問されました。

海外旅行が好きな人、英語が好きな人にとっては、興味あるポイントですよね。

その答えはズバリ!「YES」です。

この記事では、治験コーディネーターの仕事と海外とのつながりについてお伝えしたいと思います。

「Investigators meeting」という名の勉強会が海外で開かれることがある

新しい治験が始まるとき、その試験を実施する治験責任医師や分担医師、治験コーディネーター(CRC)に向けて、治験依頼者(製薬会社)が勉強会を開催します。

それはInvestigators meeting(インベスティゲーター ミーティング) 通称IM(アイエム)と呼ばれ、東京や大阪などにある高級ホテルで開かれることがほとんどです。

地方に住んでいるCRCにとっては、交通費、宿泊料を出してもらって旅行が出来て、しかも高級ホテルでリッチな気分を味わえるということで、この仕事の楽しみの一つだったりもします。

※Investigatorとは、研究者、調査者という意味

IMの際に他の病院の医師やCRCとつながりを作っておくと、試験で困ったときなど、互いに有用な情報を交換できたりするので便利です。

そして、ごく稀に、そのIMが海外で開かれることがあるんです。

現在、治験の多くが「国際共同治験」という、世界の複数の国で、同じ試験が同時に実施されるやり方になってきました。多いときは50カ国以上の国が参加します。

それぞれの国で個別にIMを開くより、どこかの国でまとめて開いてしまう方が、治験依頼者としては労力的にも経費的にも負担が軽くなるんでしょうね。

香港、シンガポール、バンコク、スペインなどでIMが開かれた

日本の医師やCRCが招待される海外のIMは、アジア圏で開かれるものが多いようです。

実際私は、5年ほど前にタイのバンコクで開かれたIMに参加しました。

周囲のCRCに聞いてみると「香港に行ったよ」「シンガポールに行ったよ」という声が聞かれました。

昨年は、同期のCRCがスペインのIMに参加するという、超ラッキーな経験をしていました!(うらやましい!)

海外のIMに出席するときは、医師だけでなくCRCにもビジネスクラスの飛行機が準備されていることが多く、本当に貴重な体験をさせてもらえます!

大きな声では言えませんが、IMで楽しい思いをさせてもらえると、「ここまで手厚くしてもらえたんだから、その分、この試験は頑張ろう!」と、その試験に対してのモチベーションも上がります。笑

頭では「そんなことでやる気が左右されてはいけないよ」と思いつつ、、、やはり人間ですので、多少はそういう“気持ち的な要素”でも変わってきますよね。ハハハ

でも「CRCになれば仕事で海外に行けるんだ!」と簡単に考えてしまうのはNG。実際のところ、海外のIMに参加したことのあるCRCはごくごくわずかです。CRC全体の1割もいないのではないでしょうか。

さらに最近は、日本国内で行われるIMも、東京や大阪に集まって開催するのではなく、個人個人でWEBで勉強するだけの試験もチラホラ見られるようになってきました。

「日本で治験をやるには、その他の国で実施するよりもずっとずっと高額になる」と言われ、海外の製薬会社から嫌厭(けんえん)されている一面もあるので、経費削減のためにWEB勉強会になってしまうのも仕方ないのかもしれませんね、、、

個人的には、この仕事の楽しみが一つ減って残念です。

海外の人と電話で話したりもする

また治験コーディネーターは、海外へ行くだけでなく、時々海外の人と電話で話す機会もあります。

治験をするにあたり、治験薬の割り付けや症例報告書の入力など、一つの試験で複数のWEBシステムを利用しますが、そのシステムは世界共通で使われるものです。

世界で一つのシステムを使う・・・ということは、共通言語は「英語」になります。

新しい治験が始まるときや、システムでトラブルがあったときなど、コールセンターに電話して対応してもらうことが必要になるので、CRC自ら電話しなきゃいけないのです。

でも大丈夫。英語に自信がなくても「Japanese please.」と言えば、日本語の通訳者が電話に加わり、助けてくれます。

もちろん、英語が得意な人は、通訳なしで会話するのも楽しいでしょう。

普通の看護師や臨床検査技師、薬剤師など、病院で働いている人にとって仕事のつながる人はその病院内のスタッフだけですが、治験コーディネーターになるとこのように海外の人と繋がったりすることができるんです。

私のように海外に興味がある人にとっては、こういう点がこの仕事の楽しさの一つにもなります。

まとめ

このように、治験コーディネーターになると仕事で海外に行けるチャンスがあったり、電話で会話したりと、いろんな場面で海外とのつながりが生まれます。

また、CRCが書く症例報告書も、最近は日本語で書くものは少なく、英語で書かなきゃいけないものがほとんどになってきました。

・・・とはいえ、CRCは英語が得意な人ばかりなのか?と聞かれると決してそんなことはなく、英語が話せるCRCなんて、私の周囲には一人もいません。笑

今のところ、症例報告書には英語と一緒に日本語訳もついていますし、英語で困ったら何かとモニターさんが助けてくれます。

しかしこれから先、CRCにも英語力がどんどん求められるようになるのは必至でしょう。

・・・・ということで、「CRCになると仕事で海外に行けるの?」という答えは一応「YES!」ですが、それはごくごく一部のラッキーなCRCだけ。

でも、電話などで海外の人とのやりとりがあったりするので、海外好きの人には楽しい仕事になりますよ!

CRCへ転職するか、迷ってる?

CRCの仕事に興味を持っているものの、まだ決めかねている・・・という人も多いのではないでしょうか。

あなたが一番気になっているポイントはどこでしょうか?

  • お給料
  • 将来性
  • 自分がやっていけるかどうか?
  • そもそも就職できるのか?

などなど、いろいろありそうですね。

CRCになるための『三大医療資格』は看護師・薬剤師・臨床検査技師です。

あなたがすでにこれらの資格をもっていれば、CRCへの転職はそんなに難しいものではありません^^♪
こちらの記事に、CRCになる方法を詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

>>SMOのCRCになる方法をわかりやすく解説!>>

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